学長挨拶
豊かな人間性を持つ優れた人材を育成し医療の向上に寄与します。
本校の特徴は、数年後に創立100周年を迎える全国で最も古い伝統を持ち、多くの卒業生、先輩が全国で活躍していることです。
最近は医療チームとしての共同作業が進んでいます。これまでは医師のみしか実施できなかった医療行為の多くが、診療放射線技師をはじめ医療にかかわる多職種の人々が協力して、実施しています。これにより医療行為がよりスムーズになります。そのために、診療放射線技師も在学中から幅広い医療行為についての教育を受けることを推進しています。またこの共同作業を円滑に実施するためには、医療チーム全体の協力が大切になります。
診療放射線技師には、医療チームの主体的な存在として、お互い協力し、情報交換できるような姿勢を学ぶことが求められます。患者さんに接する機会も多くなり、医療行為の中で接する患者さんには、医療の専門家として優しくかつ丁寧に接する姿勢をしっかり学んでいただきます。
本学の建学の精神は、創立以来 「品性を陶冶し、有為の技術者を養成する」です。本学では診療放射線技師としての力だけでなく、日々進歩する技術に対応できる力、そして何よりも豊かな人間性を持つ人材を育成することによって、今後もより良い医療を世の中に提供していきたいと考えています。
京都医療科学大学 学長 玉木 長良