【令和7年度】第16回 卒業式を挙行しました
令和8年3月14日(土) 京都医療科学大学 第16回卒業式を執り行いました。今年度は77名の卒業生が、新たな門出を迎えました。卒業生と多くの保護者が出席する中、代表学生に学位記が授与されました。
式典では、学長より卒業生へ向けて「支えてくれた人への感謝を忘れず、変化の大きい医療の現場で学びを重ねながら、診療放射線技師として社会に貢献し、未来を切り拓いてほしい。」との激励の言葉が贈られ、理事長およびご来賓の皆様より、卒業生への温かい祝辞が述べられました。
また、在学生代表による送辞に続き、卒業生代表の答辞では、これまで支えてくれた教職員や家族、友人への感謝が温かく述べられ、大学での学びを力に、これからの道で精一杯がんばりたいという前向きな抱負が語られました。
式典後は、お世話になった先生方へ感謝の気持ちを伝えたり、友人同士で記念撮影をしたりする姿が多く見られ、晴れやかな笑顔があふれていました。
卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます。
これまで培ってきた知識と経験を糧に、それぞれの道で力を発揮されることを心より願っております。

[学長祝辞]
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。 また皆さんを支えてこられたご親族をはじめ、関係者の皆様に対しても心からお祝い申しあげます。
今日の良き日を迎えることが出来たのは、卒業生の皆さん自身の日頃からの絶え間ない努力の成果です。それと共にこれまで20年余りに渡って深い愛情を注ぎ、励ましてくださったご両親、ご家族、その他多くの人々の支援のおかげでもあります。皆さんを支えてくださった方々に「感謝の気持ち」を忘れないでください。
皆さんは学生時代にしっかり勉学をしてきました。そして先日実施された診療放射線技師国家試験に取り組みました。皆さんは今後診療放射線技師として医療の現場で活躍されるでしょう。また一部の方々は放射線に関連のある企業に就職されます。いずれの道を進むにしても、これまで学んだことを活かして社会に貢献されることを願っています。
診療放射線技師という職務は、ほかの専門職と違って放射線を安全かつ的確に取り扱う業務を担います。最近医師の働き方改革が進み、これまで医師しかできなかった業務の一部を実施できるようになりました。診療放射線技師はチーム医療の一翼を担う主要なスタッフとして、さらに多くの役割を担当することになります。この業務分担(タスクシフト)は医療専門職の一員として、医療にさらに大きく貢献できるチャンスです。特にSTAT画像といわれる緊急処置を要する画像所見を、最初に見つけて医師らに報告する大切な役目を担うのが診療放射線技師です。このようなチーム医療の中の新しい業務分担が、皆さんにとって今後未来を切り開くきっかけであってほしいと思います。
放射線の医学利用, 画像診断, 治療技術は急速に進歩しています。現在最先端とされる放射線技術も、数年後にはさらに新しい技術に置き換わるかもしれません。皆さんはこれから50年近く診療放射線技師、およびその専門家として仕事をすることになります。その都度新しい技術を取り入れ、吟味し、より有効なものを活用しなければなりません。その際には困難な局面に何度も出会うでしょうが、それらを解決し乗り越えてゆかねばなりません。
私は皆さんの学年全員に新しい試みとして、自ら司会をして7-8人のグループごとにカフェ面談を実施しました。私のような年配の人に対して自分の考えを的確に述べること、周囲の人の意見を聴いて協調しつつ、よりよい道を模索していくことを学んだことでしょう。これらは、今後社会人として求められる姿勢です。皆さんはこれまで難しい問題を解決する心構え、分からないことを理解するために考えぬき、努力することを学んだはずです。その姿勢を卒業後も忘れずに継続してください。今後勉学や医療の実践などで困難に遭遇した時には、友人・先輩・教職員あるいは周囲の人などに相談し、助けてもらい・励ましてもらいながら、卒業後も努力し続けてください。ベストを尽くせば、必ず道は開けてきます。
この京都医療科学大学は、日本で最も歴史の古い診療放射線技師の学校です。1927年の創立以来、本学を卒業した5千人余りの先輩、学友会が他の大学にはない、本学の大きな財産です。今後きっと皆さんを支援して下さるはずです。今日から本校の卒業生であることを誇りに、放射線技術専門の社会人として活躍してください。今後社会に貢献する魅力あふれる人材になられることを心より期待しています。
皆さんの輝かしい門出を祝福して、私のはなむけの言葉といたします。
本日はご卒業おめでとうございます。
2026年3月14日
学校法人島津学園 京都医療科学大学
学長 玉木 長良


