OSCEを用いた臨床実習前の実技試験を行いました

先日、4年生が長期臨床実習「診療画像技術学臨床実習Ⅱ」を前に、OSCE形式による客観的臨床能力の試験を行いました。

OSCE(Objective Structured Clinical Examination)
客観的臨床能力試験のことを指します。医学教育における臨床技能レベルの能力を客観的に評価するために開発された評価方法。

▼「診療画像技術学臨床実習Ⅱ」の進め方

①OSCE形式による客観的臨床能力試験
本学では臨床実習前に、臨床施設で必要とされる臨床マナーなどの修得のため実技講義を行い、知識だけでなく、技能、態度など診療放射線技師に適した客観的臨床能力がきちんと身についているかをOSCE形式による客観的臨床能力試験で評価しています。本試験に合格することで臨床実習を受講することができます。

②病院での臨床実習
各施設で、画像診断機器の操作法や画像診断に役立つ撮影・撮像法および画像処理技術、チーム医療の重要性、患者の接遇方法の実践を習得し、診療放射線技師としての基本的な実践能力を身につけ、併せて画像診断機器の安全管理について理解を深めることを目標としています。

病院での長期実習を控えた4年生にとってOSCEは、基礎から専門分野までこれまで学習してきた知識や技術を整理し、臨床現場で必要とされる能力を備えているかを試す試験であり、とても重要です。期間中の実験室では、休み時間に学内の装置を学生たちが自由に使い自主的な練習を行う姿が見られました。

 

今年度も4年生全員がOSCEに合格し、いよいよ長期にわたる臨床実習がはじまります。学生の皆さん、頑張ってください!