Vol.37 大阪府

診療放射線技師になって

礒田 浩輝さん

大阪医科大学附属病院 勤務

取材日 2013/10

職場の紹介

私が勤務している大阪医科大学附属病院は、病床数915床で高度医療施設として位置付けられており、特定機能病院にも指定されています。診療放射線技師は46名で、業務は一般撮影にCT、MRI、アンギオ、放射線治療、RIがあります。

学生時代の学びについて

昨年の今頃は、国家試験合格を目指し勉強の毎日でした。友達に教え、逆に教えてもらったりと、たまに息抜きを挟みながら勉強し、良い仲間のおかげで無事に卒業し、国家試験に合格することができました。しかし、仕事を始めて学生の時の知識だけでは通用せず、学生時代に先生方が言われていた「働いてからの方が勉強が必要」ということを痛感しています。

仕事の内容

就職してから半年、私は現在一般撮影を担当しています。始めの頃は、撮影をすることにいっぱいいっぱいとなり、うまく患者さんとコミュニケーションをとれずに失敗することもありました。しかし、終業後に残って練習したり、時には先輩にアドバイスを頂き、撮影に慣れてきたことで患者さんともコミュニケーションをとりながら撮影できるようになりました。10月からは当直業務に入るようになりました。当直業務で救急の患者さんの場合、マニュアル通りに撮影できることが少なく、臨機応変にその状況にあった撮影をしなくてはなりません。そんな状況でいかに工夫して先生の求める画像を撮影するか、その難しさを実感しています。そのため、毎日の業務の中で先輩方のポジショニングや、患者さんへの対応や説明の仕方などを見て学び、少しでも自分のものにしようと心掛けています。

これからの目標

まだ担当したことのないモダリティがあり、装置の操作などまだまだ学ばなければならないことはたくさんありますが、仕事にも少しずつ慣れてきました。これからも初心を忘れずに日々勉強し、技術を磨いていきたいと思います。