Vol.27 福井県

女性の患者さんに、安心して検査を受けてもらいたい。

野村 恭子さん

福井県済生会病院 放射線技術部 勤務「福井県立 武生高校出身」

取材日 2013/7/10

京都医療科学大学を目指したきっかけは?

結婚や出産をしても仕事は続けたいので、一生できる職業に就きたいと考えていました。大学は勉強をする環境が整っていたので、ひたすら勉強していました。

診療放射線技師になろうと思ったきっかけは?

学生時代、母が受けた乳癌検診の技師さんが女性で、とても良くしてもらったと聞きました。それ以来、母のように患者さんが、安心して受診できる技師になりたいと思うようになりました。

仕事のやりがい

私の勤務先には、乳癌の患者さんも多く受診されます。医師は男性が多く、画像撮影室で私と患者さんの2人きりになると緊張が解けるのか、堰を切ったように泣き だす方もおられます。私たち女性技師は、患者さんの気持ちを汲んで話を聞いたり、話しかけたりしながら、検査に集中します。そして同時に、患者さんから得た貴重な情報を整理して医師に伝えるという大きな仕事があるのです。

仕事の内容

就職した頃は患者さんとの話力も、体力も足りませんでした。現場では機器を操るための筋力が必要です。いまは、日々、仕事を頑張る毎日です。