Vol.11 滋賀県

医療人としての責任を感じながら人間的に成長できる仕事です。

宮田 勝功さん

滋賀医科大学医学部附属病院 放射線部 勤務

取材日 2010/3/18

仕事のやりがい!

学生時代に考えていた以上に医療現場は緊張感にあふれています。また、毎日多くの患者さんに接していますが、患者さんにとって私はこの病院で出会う唯一の放射線技師かもしれないと思うと身が引き締まります。大学で学んだことを基本に、臨床ではほとんどが応用の連続です。患者さんのために自分ができることを積極的に考えながら毎日の業務に取り組むよう心がけています。想像以上に忙しいけれど、それ以上にやりがいのある仕事です。

学生時代の思い出

野球同好会を作り、授業が終われば地域の方々と一緒に白球を追いかける毎日を過ごし、とても中身の濃い学生生活が送れたと思います。同じマンションの友人とも毎日のように部屋を行き来していました。当時の仲間とは今でも学会などで顔を合わせます。社会に出ても同じ世界で励まし合える友がいるのは幸せなことです。

後輩達にWEBで一言!

私が働き始めた頃のCTは、一回の息止めで数センチの画像しか得られなかったのが、今では全身の画像が得られるようになっています。目覚ましい進化を続ける高度医療機器や検査技術についていくため、社会に出てからが本格的な勉強のスタート。私もスキルアップのために学会や研修会、地域の勉強会などに参加したりしています。患者さんの身体の画像を撮影する私たち技師は、病気の第一発見者になりうる立場。私たちが撮影した画像をもとに診断が行われるため、責任重大です。プロの厳しさが診療放射線技師としての責任感と誇りを育てていると思います。そのためにも継続して学習する姿勢を持つことが大切です。