FOCUS!(フォーカス)診療放射技師への近道 京都医療科学大学
受験生ナビサイト

FOCUS!(フォーカス)診療放射技師への近道 京都医療科学大学
受験生ナビサイト

2023/02/20
診療放射線技師コラム
診療放射線技師に向いている人とはどんな人?

診療放射線技師は、放射線を使った専門的な検査や治療を行う医療職です。医師と歯科医師を除くと放射線機器による照射が行える唯一の職業であるため、病院やクリニックでは欠かせない存在となっています。
そんな需要の高い診療放射線技師に向いている人とはどんな人なのでしょうか。こちらでは、診療放射線技師に向いている人の特徴について解説します。

診療放射線技師とはどんな職業?

診療放射線技師とは、放射線を用いて検査や治療を行う医療職です。医師の指示のもとで放射線を扱える唯一の職業であるため、欠かせない存在として活躍しています。日頃は、放射線機器を使って一般X線撮影、造影X線検査、血管造影検査などの画像検査を行ったり、放射線を使ったがん治療を行ったり、現在の医療現場に欠かせない重要な役割を担っています。
そんな診療放射線技師は、専門性の高い業務のため向き不向きがあることも事実です。診療放射線技師への就職を考えるのなら、まずその仕事に向いている人の特徴をチェックしてみるのがおすすめです。

診療放射線技師に向いている人とは?

診療放射線技師に向いている人には、以下のような特徴があります。
まずは診療放射線技師に向いている人の特徴を確認し、自分の性質と比較してみてください。

幅広い知識を学ぶことが苦じゃない人

診療放射線技師は、幅広く知識を獲得することが苦じゃない人に向いている職業です。
放射線の専門知識に加えて、診療放射線技師の業務を論理的に理解する物理学、生理学や解剖学などを含んだ医学の知識、画像作成に必要な電子工学や検査機器などを操作するコンピューター知識など、さまざまなことを学ばなければなりません。
中途半端な知識では放射線を使った検査や治療を正確に行えず、診療放射線技師として必要な役割をまっとうできないでしょう。
知的好奇心が強く、どんどん必要とされる知識を吸収していける人ほど、診療放射線技師に向いていると言えます。

集中力・注意力がある人

診療放射線技師が日常的に接する放射線は、一歩間違えれば危険な結果を招くものです。そのため検査や治療時にも気を抜かず、集中して仕事に没頭できる人が向いています。

近年は診療放射線技師が使用する機器も進化していて、短時間で検査が終了してしまうケースも増えています。しかし、だからこそ油断せずに注意深く患者さんを観察し、万が一の際には即座に中止等の判断を下さなければなりません。放射線機器がどれだけ発展しても、それを扱う診療放射線技師の集中力や注意力が足りなければ、その効果を活用できないでしょう。
普段から自己の集中力や注意力が衰えないように意識し、日常業務でも気を抜かない精神力を持つことがポイントです。

患者さんとコミュニケーションが取れる人

診療放射線技師の仕事には、患者さんとのコミュニケーションが欠かせません。
患者さんは自分の身体に放射線が当てられることの不安や、病気・ケガに対する恐怖心によってナーバスになっていることが多いです。診療放射線技師はそういった患者さんの不安をコミュニケーションから読み取り、必要に応じて解決して上げることも必要になります。
例えば放射線による検査の安全性について解説したり、具体的にどのような治療を行ってどんな効果を引き出すのかを詳しく説明したりして、患者さんの不安を生み出す原因を取り除きます。
このときにコミュニケーション能力がないと患者さんの辛さを理解できず、結果的に余計な不安を与えてしまうなどの失敗につながるでしょう。基本的なコミュニケーション能力を持っている人が、診療放射線技師に向いていると言えます。
また、診療放射線技師は医師の判断や指示を受けて仕事をする職業です。
そのため医師とのコミュニケーションも重要となり、きちんと意思疎通が取れる関係性を構築しておく必要があるでしょう。勤務先によっては毎日のミーティングなどで医師と顔を合わせることができるので、積極的にコミュニケーションを取って自分が働きやすい環境を作るのがポイントです。

体力がある人

診療放射線技師は、意外と体力を使う仕事となっています。身体の不自由な患者さんを検査台やベッドに移動させたり、回診のために病院内を歩き回ったりといったことも珍しくありません。
普段から体力づくりを行っていたり、運動や身体を動かすことが好きな人は、診療放射線技師に向いている傾向にあります。

最新機器や技術を積極的に学べる人

診療放射線技師が使用する医療機器は、常に発展および進化を続けています。数年前までは最新鋭の機器だったものが、あっという間に旧式になってしまうということも珍しくないのです。そのため診療放射線技師は、常に最新の医療機器や技術にアンテナを貼り、積極的に使い方を学んでいく姿勢が必要とされます。勤務する職場に最新の放射線機器が導入されたときにも、しっかりと使用方法を学習し、自分のスキルとして取り込んでいく努力が求められるでしょう。

基本的に放射線機器は、コンピューターのシステムによって制御されています。コンピューター技術・知識も発展スピードの速い分野であるため、その速度についていけるように日々勉強をするのも診療放射線技師の仕事です。最新機器や新しい技術を楽しめる、コンピューター操作や使い方を学ぶのが好きといった人ほど、診療放射線技師に向いています。

まとめ

診療放射線技師は、非常に専門性の高い職業です。
医療職のなかでも特殊な業務領域を担当するため、人によっては仕事をこなせるか不安になるかもしれません。
こちらで紹介した診療放射線技師に向いている人の特徴を参考に、自分が必要な仕事を担える人材かどうか判断してみてはいかがでしょうか。