FOCUS!(フォーカス)診療放射技師への近道 京都医療科学大学
受験生ナビサイト

FOCUS!(フォーカス)診療放射技師への近道 京都医療科学大学
受験生ナビサイト

2023/01/23
診療放射線技師コラム
診療放射線技師になるには

診療放射線技師になるには、所定の授業カリキュラムを確保している養成学校を卒業する必要があります。養成学校には大学や専門学校などの種類があり、自分の特性に合わせて選択が可能です。
そこで気になるのが、「診療放射線技師になるには大学と専門学校どちらがおすすめなの?」といった点です。こちらでは、診療放射線技師になるために大学と専門学校のどちらに通うのがおすすめなのかについて解説します。

診療放射線技師になるには、大学と専門学校のどちらがおすすめ?

診療放射線技師とは、放射線を用いて検査や治療を行う医療職です。医師の指示のもとで放射線を扱える唯一の職業であり、病院やクリニックなどで診療放射線技師は活躍しています。

そんな診療放射線技師になるには、養成学校に進学して、3年以上、専門的なスキルを学び、所定の単位を取得して卒業しなければなりません。卒業することで国家資格の受験資格が得られ、国家試験に合格して診療放射線技師免許を取得し、就職が可能となります。
4年制大学と3年生または4年制の専門学校があり、どちらを選んでも受験資格を得られます。
「大学と専門学校のどちらが良いのか」といった疑問は、どちらにも長所と短所があるため一概には決められませんが、基本的には自身の生活環境や将来設計などをもとに進学先を選択することになるでしょう。
まずは診療放射線技師が大学と専門学校で学ぶ際の違いについて確認し、どちらが自分に合っているのか考えてみるのがポイントです。

診療放射線技師になるために「大学」を選ぶメリット

診療放射線技師になるために大学を選ぶことには、いくつかのメリットがあります。
以下は、大学を選択するときのメリットをご紹介します。

就職の際に大学卒業のほうが有利に働く傾向にある

診療放射線技師の求人募集には、「大学卒業」を条件としているものもあります。大学の方が、大学病院や国公立病院のほか、クリニックなど様々な形態の病院からの求人が集まる傾向にあるようです。大学へ進学することで、卒業後の進路の幅を広げることができるでしょう。
また、給与の面でも「大学卒業」の方が基本給等が高いというメリットもあるようです。

一般教養も学べるので知識の幅が増える

大学では診療放射線技師に関する専門知識だけでなく、一般教養も学べます。質の高い知識を豊富に蓄えられるので、就職先の幅を広げる結果にもつながるでしょう。
診療放射線技師は病院やクリニックといった職場に就くことが多いですが、一般教養を学べる大学の場合には卒業後に一般企業への就職も考えられます。医療関係のメーカーや研究職など、さまざまな職種を検討できるのも特徴です。

キャリアアップが見込める

大学や大学院を卒業していると、診療放射線技師になった後に技師長や管理職などの役職に就きやすい傾向にあります。一般的に大卒者の方が、昇給や昇進を重ね、実績を積み重ねることで、その後のキャリアップも有利になる場合もあるようです。ただし、大卒者ばかりが出世できる訳ではなく、専門学校の卒業者でも努力次第でもちろん大卒者にも負けない環境を手にすることも可能です。どんな経歴でもあって、将来的にキャリアアップや年収アップを目指すのなら、常に実力をつけるための努力を怠らないことが大切です。

診療放射線技師になるために「専門学校」を選ぶメリット

診療放射線技師になるために専門学校を選ぶことにも、多くのメリットがあります。以下からは専門学校を選ぶべき理由を解説するので、進学時の参考にしてみてください。

最短3年で卒業が可能

診療放射線技師の専門学校は、最短3年で卒業が可能です。3年間で集中的に勉強ができるので、診療放射線技師に必要なスキルを詰め込みやすいでしょう。大学よりも早く診療放射線技師として働きはじめることもできるので、なるべく早く仕事に就きたい場合には専門学校がおすすめです。

大学と比較して入学しやすい

診療放射線技師の専門学校は、大学と比較して入学しやすい点もメリットに挙げられます。大学受験のような準備はそこまで必要がない場合が多く、入学に苦戦することは少ないでしょう。
また、私立大学と比較すると、専門学校は学費のコストも安い点も魅力となっています。経済的な理由で進学が難しい場合には専門学校がおすすめです。

まとめ

診療放射線技師になるには、大学か専門学校いずれかの養成学校への進学が必要です。
どちらも一長一短の魅力を持つため、まずはそれぞれの詳細を確認して自分に合った環境や授業スタイルを展開している方を選ぶようにしましょう。
特に大学では充実した授業をはじめとした幅広い知識を学べる環境を活用できるので、診療放射線技師になるために必要なスキルを効率良く取得できます。
この機会に大学のメリットについてあらためて確認し、進学を検討してみてはいかがでしょうか。