Vol.33 愛媛県

京都医療科学大学を卒業して

谷地 政紀さん

愛媛大学医学部附属病院 勤務

取材日 2013/10

就職してからのエピソード

私は平成25年の4月より愛媛大学医学部附属病院に勤務しています。出身は北海道ですが、大学病院で学ぶことができるということで、地元とは離れた土地で働くことを決意しました。仕事が始まり、まず、学生生活との生活スタイルの違いに悩まされました。学生時代では「明日は講義が遅いから今晩は飲みに行っても、夜更かししても大丈夫」という考えでしたが、就業してからは、仕事が終わるとまっすぐ家に帰ってご飯を作り、周りに迷惑をかけないようにその日の検査の復習と、次の日の検査の準備をして早めに寝る、という生活が基本になりました。始めの1か月間は夢の中にも仕事が出てきて、まるで一日も休まずに仕事をしているという感覚に襲われました。さらに、近くに友達もいなかったため、仕事に対するストレスが溜まっても、それを発散させることができませんでした。そんな時、私の力になってくれたのは大学時代の友人でした。やはり、同じ就業環境にある友人は似たような悩みを持っており、ほぼ毎日連絡を取り合っては、仕事の話や他愛もない話を延々としていました。大学時代に得た友は本当にかけがえのないものだと実感したと共に、これからも大切にしていこうと思いました。

仕事の内容

仕事の内容は4月~9月までは一般撮影を中心として業務を行い、10月から1ヶ月間CTに入りました。座学である国家試験を通ったくらいではまったく知識が足りず、何より患者接遇をどのようにすべきか、正解が判りません。しかし、職場の先輩方に助けていただきながら徐々に仕事にも慣れることができ、なんとか勤めることができています。

これからの目標

就職してから約半年が経ちましたが、まだまだ覚えることが多い勉強の日々です。一日も早く尊敬できる職場の先輩方のようになり、今度は逆に頼りにされるような存在になれるよう、これからも努力し続けていきたいと思います。