Vol.14 兵庫県

鮮明なだけでは半人前。最適な診断と治療につながる最高の画像を狙います。

木村 博俊さん

神戸大学医学部附属病院 医療技術部 放射線部門 勤務

取材日 2011/5/19

京都医療技術短期大学(現 京都医療科学大学)を目指したきっかけは?

知人に本学出身の放射線技師がいて、私自身も手に職を付けたかったので進学を決意しました。在学中は診療放射線技師の試験対策に力を入れました。しかし今から思うと、先生に質問する時などに、実際の現場では資格以上に大切な「失礼のない話し方」などを身に付けたように思います。

就職活動でのエピソード

診療放射線技師試験には、一発で合格しました。しかし、合格発表が3月31日だったため、就職活動中も気分が落ち着かず、面接では散々な状況が続いていました。結果が出ず焦り始めていた頃、就職課では4月以降もずっと、私の理想を満たす病院を探してくれました。おかげで今は充実した日々を過ごしています。

仕事のやりがい

現在はX撮影を担当しています。撮影と言えばとにかく鮮明に撮れば良いと思われがちですが、X線撮影においてはそれが全てではありません。まずは患者さんの疾病と症状をしっかり理解することが大切です。撮影に関して医師等から指示があれば、意向に添えるよう微調整を加え、最適な診断と治療に繋がる最高の画像を狙います。