Vol.77 奈良県

大学での学びが卒業後のビジョンにつながる

中西 有里さん(2021年卒)

市立奈良病院 勤務「京都府立山城高等学校 出身」

取材日 2022/3/5

患者さんの支えになれる診療放射線技師に惹かれる

高校生の時に、ある診療放射線技師と出会ったことが、この道に進むきっかけになりました。当時、私は硬式テニスをしていたのですが、大事な試合の前にケガをしてしまったんです。その際にレントゲン検査をしてくださった技師さんが、「ゆっくり休んだ方が早く復帰できるから、焦らなくていいよ」と声をかけてくださったんです。検査を行うだけでなくメンタル面のサポートもできる仕事に惹かれて、自分も診療放射線技師をめざそうと思いました。
大学はいくつか検討しましたが、京都医療科学大学は確かな歴史と実績があり、オープンキャンパスで学校の雰囲気が自分に合っていたので志望しました。

先生のサポートで納得のいく就職活動ができた

現在勤務している市立奈良病院には、「モダリティが充実している」、「地域医療を重視している」、「研究活動を行っている」ことに魅力を感じて就職しました。就職活動をはじめた頃は、自分がどんな病院で働きたいのか漠然としていたのですが、先生や就職サポート担当の職員さんに相談するうちに明確になっていきました。そして自分の希望にマッチした病院の情報をくださったので、「どうしたら良いかのか分からない」と悩むことはありませんでした。
在学中は自治会に所属して文化祭の運営に携わり、地域の方々とコミュニケーションをとる機会があり、地域との関わりの重要性を実感。セミでは核医学に関する研究を行い、分からないことを解明していくおもしろさを知るなど、多くの学びがあったことも納得のいく就職活動につながったと思います。

仲間と遅くまで勉強したことがかけがえのない良い思い出修

友だちと遅くまで自修スペースで勉強をしていたことは良い思い出です。心が折れそうになった時も、友だちに励まされて乗り越えることができました。こういう経験ができたのは、同じ目標を持つ人が集まる単科大学だからなのかなと思います。
診療放射線技師という職種は、医師や看護師ほど認知度は高くはないかもしれませんが、診療を行ううえで欠かせない存在で、大きなやりがいがあります。めざそうという気持ちがある方は、ぜひ京都医療科学大学で学んで目標を達成してください。