Vol.74 兵庫県

みんなで突き進んでいく、そんな大学です

遠藤 雅治さん(2015年卒)

地方独立行政法人 加古川市民病院機構 加古川中央市民病院 勤務「鳥取県立 米子西高等学校 出身」

取材日 2019/10/8

仕事のやりがい

この病院は東須磨医療圏における基幹病院で患者さまも多く、レントゲン撮影、CT検査、MRI検査、⾎管造影検査、核医学検査と、⽇々やることが違います。読影して診断するのは医師ですが、私たちの撮り⽅ひとつで、全くといっていいほど違う画像になります。やりがいは大きいですが、一刻を争う救急患者も搬送されてきますし責任は重大です。命の重さを感じます。

京都医療科学大学を目指したきっかけは?

もともと、友達が診療放射線技師を目指していたこともあり、「資格が取れ、それを活かせる仕事は魅⼒的だな」程度に思っていました。そんな時⾃分⾃⾝が、けがをした際、MRIの検査が必要になり、実際に診療放射線技師さんにお世話になる機会がありました。診療放射線技師が検査を⾏うことで、「⾝体の外側からはわからない、病気やケガの原因を⾒つけ出す」ことができるのだと、深く感動したことが⼤きなきっかけです。これ以後、診療放射線技師という仕事が、医療現場の中で重要な⽴ち位置であることを知り、放射線のプロを目指そうと決意し、教育内容や設備環境、資格取得などの実績を考え、京都医療科学⼤学を選択しました。なによりも、明るく元気な大学です。

学生時代の学びについて

京都医療科学⼤学は、診療放射線技師の国家試験対策に⼒を⼊れており、友達と⼀緒に⼤学に残り勉強をしていると、先⽣⽅も⼀緒に残って勉強を教えてくださる環境があったことはとても感謝しています。また、臨床実習にも⼒を⼊れており、国⽴病院、公⽴病院、私⽴病院など複数の施設をローテーションして実習に⾏くのですが、⼀般的には⼀つの病院に数か⽉実習に⾏くと聞きますので、在学中は意識していませんでしたがこれは珍しいことだと思います。病院により受け⼊れる患者数や設備環境が異なりますので、学⽣の時に複数の施設を⾒ることができた環境は、とても恵まれていました。今も⺟校のサポートの⼿厚さを実感しています。

後輩たちへのメッセージ

加古川中央市⺠病院には今、38人の診療放射線技師がいて、卒業⽣は私を含めて5⼈です。こうして医療業界で働いてみると「⼤学の教授陣はすごい⼈ばかりだったんだ」と、あらためて実感します。大勢の卒業生も現役で活躍していますし、私の選択は間違っていなかったと思います。