学会発表報告:学生が参加しました
2024年10月19日から23日にかけて、ドイツ・ハンブルクで開催された第37回 欧州核医学会議(EANM 2024)において、学生がe-postersでの発表を行いました。本活動は、島津奨学金「学外活動奨学金(学会参加)」の支援を受けて実施されました。
開催期間 | 2024年10月19日~23日 |
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開催場所 | ドイツ・ハンブルク |
学会名 | 欧州核医学会議(EANM2024) |
発表形態 | e-postersでの発表 |
演題タイトル | 「D52 New Radiopharmaceuticals – PET 」 |
▪参加学生の感想▪
今回の学会参加を通じて、自分がこれまで学んできたことが核医学分野の広大な知識の一部であることを改めて実感しました。核医学分野では放射性同位元素(RI)の改良や新たな薬剤の開発が進められており、普段の講義では触れられない最先端の研究に感銘を受けました。特に、研究や開発が常に誰かの役に立つことを目的として進められている環境に強い意義を感じ、この分野にさらに深く携わりたいと感じました。また、海外の研究者と意見を交わす中で、価値観や物事の捉え方の違いを実感する貴重な機会となりました。将来、大学院進学を果たした際には、国際学会に積極的に参加し、新しい情報を収集するとともに、自らも発表できる研究者になりたいと考えています。
報告書PDFはコチラ
▪担当教員より▪
欧州核医学会議は、欧州における核医学の多様な発表が行われる国際学会です。特に、日本では未承認の放射性核種や放射性医薬品が多く使用され発表されているため、最新の核医学の動向を把握できる重要な場となっています。今回、学生が発表した内容は、新たな放射性医薬品候補やF-18標識化合物の合成法に関するもので、メーカーや他国の大学との共同研究に発展する可能性も秘めています。学生たちには、積極的に世界を知る機会を持ってほしいと考えています。単なる知識の習得にとどまらず、生活や文化の違いを実感することで、自身の視野や考え方を広げ、今後の研究やキャリアに大いに役立ててもらえることを期待しています。
本学では今後も、学生の挑戦を応援し、次世代の医療人育成に力を注いでいきます。また、各種学会に積極的に参加する学生の学びを島津奨学金:学外活動奨学金(学会参加)制度で支援して参ります。
【島津奨学金:学外活動奨学金(学会参加)制度】とは |
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積極的に学会などに参加する学生を支援する奨学金制度 |