Vol.69 三重県

歴史ある京都医療科学大学で学ぶ

篠原 穂乃香さん

松阪市民病院 放射線室 勤務「奈良県立生駒高等学校 出身」

取材日 2018/2/9

診療放射線技師になろうと思ったきっかけは?

高校に入学した頃、将来は管理栄養士になりたいと思っていました。しかし祖父が病気になり、放射線治療を受けていたことがきっかけで診療放射線技師という仕事を知り、詳しく調べていくうちにマンモグラフィ検診などで女性が活躍できるこの仕事に興味を持つようになりました。

京都医療科学大学を目指したきっかけは?

京都医療科学大学を志望したのは、この大学が診療放射線技師を養成する施設の中で日本で一番長い歴史を持つ学校だったからです。

仕事のやりがい

私の勤務する病院には様々な患者さんが通院されています。耳の聞こえない方には筆談で検査の説明をしたり、目の見えない方には肩をたたいて「大きく息を吸って下さい」などと声をかけながら撮影のタイミングや次の動作を伝えます。男性技師に検査されることを恥ずかしいと感じる女性の患者さんもいらっしゃいます。このような場面で女性の診療放射線技師に求められるのは患者さんに安心感を与える細やかな対応です。マンモグラフィの知識を深めるためや乳癌の患者さんの気持ち、病気のことを理解するためにマンモグラフィ認定技師、ピンクリボンアドバイザーの資格を取得しました。撮影の方法次第で病変がわかりやすくなります。診断しやすい画像を工夫しながら撮影することにやりがいを感じています。